労役から現在へ

労役に行き自ら感じた事、思った事を綴っていきたいと思います

房へ

官物品の石鹸・石鹸箱・タオル・歯ブラシ・歯磨き粉・ちり紙・やかん・箸・スプーン・食器洗用の洗剤・スポンジ・黒い大きなカバン(45㍑位かな)  それらをカゴに入れ担当に連れられ小次郎は独居房へ中からは開けられない部屋に入室しましたあらかじめ布団・枕のカバー類・官服は用意されてました。布団と官服はとても表現のしづらいお粗末なものでした。夏場だったらもっときついのではないかと思えるしろものでした。


房の中はいうまでもありません建物自体古いのもありますが外気より寒いのですよ壁には公衆トイレの落書きみたいに削られてるし畳はいつから使ってるのやらトイレは和式に木枠が組んであるし耐えられるか不安しかありませんでした。

房の中でまずは生活のしおりを読めと言われ読み始めましたよ何も知らない世界でしたからとにかく目を通す自分の座る場所、机、布団、カゴ・カバン・就寝時の机の位置まで決められてました事前には多少調べていましたが事前調べどおりでした。


何ページもあるものでもなく冊子みたいな物なのであっという間に読み終えてしまいました、何もすることもないなか座り続ける座布団という名のウレタンはきついなか官本の貸出と廻ってきました。3冊選べとのことでしたので選ぶことになりましたがタイトルから本を選ぶのは難しい今まで本を読まなかったのでババ抜きのごとく選びました。


時間はわからないのですが(時計はないので)まだ多少明るい時間でしたが何やら声が聞こえてきますが小次郎には何のことやらと思いましたが点呼の時間でした、廊下の方へ向き自分の呼称番号126をを叫びこの後「やかん用意」の声がまずはやかんを食器口へ熱いお茶(一応番茶と明記されてました)が配られその後食事が配られ噂の麦飯、正直半分しか食べれなかったですが胃の中が空っぽでお腹が空いていたのかおかずは残さず食べました。

時間にして10分あったのか定かではないですが「からさげ~」の声が器の返却にもルールがありました。冊子ではわからなかったですが初日ということで回収する方が教えてくれました。その後は特に何もすることなく借りた本を読んでいたらFM放送が流れてきた

仮就寝の時間なりただただ時間の過ぎるのを待っていたら食器口から薬が渡されちゃんと飲んだか口を開け確認され錠剤の薬の空き容器は返却し布団を敷きパジャマに着替え布団に入り前日の不摂生か薬の効きなのかわかりませんが就寝時間前に寝てました。


食事メニューは献立表より


夕食

麦飯・白身魚フライ・千切りキャベツ・桜漬け