労役から現在へ

労役に行き自ら感じた事、思った事を綴っていきたいと思います

免業日

多分前日より遅い起床やと思う根拠はないですが、時計のない世界ですから
前日同様、朝食までの準備をしていた。点呼の後、今日は願い事が回ってこない・・・
免業日には願い事が無い事をしった。朝食の後、報知器を出しボールペンの貸与を
お願いしましたが・・・1日手元に届くことはありませんでした。まだ入って間もないということもあり催促など出来るわけも無く、ここ何十年もまともに本を読んだことがなっかたので官本を読んでみることに・・・ただ見づらいのです何てことなく老眼が始まっていたんやと気付かされた瞬間でした。回覧で回ってくる新聞の印刷はまだ明るく見えるので良かったですが、本も読む気が失せ書くことも出来ず一日中ラジオと不安と妄想の一日でした。ただ寒い廊下には職員用のストーブがありましたがあやかることは出来ませんでした。


朝食
わさび漬け・しそふりかけ・味噌汁(豆腐)
昼食
豚ももの生姜焼き・のっぺい汁・わかめの酢味噌和え・オレンジ
夕食
ばれい煮付け・いり卵・しば漬け


久々の再開で忘れてることもあります。思い出したら書き足します又勝手な私の主観です

初めての朝

真っ暗な時間に目が明きましたが何時なのかわからないが車の通る音がかすかに聞こえてる程度でぐっすり寝てしまっていたのか意外とすっきりとしていたのですが、そこで我に返ると前日に勝手に実感していたことが違う形で感じた急激に不安と孤独感が出てきた。


こちらからは開けられない扉の中で勝手が許されない中に居る布団もたためず起床まで着替えも出来ず許されているのはトイレだけだなと思いながら窓を見ると結露してました。


よっぽど外が寒いのか一応建物の中だからなのかわかりませんが湿気が多いのは間違いなく自宅よりは明らかに寒い毛布の枚数も多いのにと、そんななか何だかわからない音楽と共に起床時間になり減灯されていた明かりが全灯になり昨日読んだ冊子の通り布団をたたみ決められた舎房着に着替えるここにきて初めてメリヤスという名を知りました。


そうこうしていると朝の点呼がきました。 朝は呼称番号ではなく通し番号ですが独居房なので「1」と叫び点呼が終わると「願い事~」と聞こえてくるのやけど小次郎には??

しかも非常にアナログなタイプ・古く勢いが弱いと札が出ない報知器とりあえず願い事を

してみることにしましたが何を願う・・・一番最後の房なので聞き耳をたてて聞いていた

官物の不足品、手紙の発信、中には無茶苦茶なことを言ってる方もいましたが、小次郎は

領置金の中から、未決と既決の購入できる品物と値段が載っている冊子から便箋・封筒・切手・ボールペンをお願いしてみました。

その後、「やかんよ~い」の叫び声が朝食の配食が始まります。


朝食後は作業の時間となるわけですが不況なのか作業はなく昨日の冊子を広げて時間が経つのを待っていると朝の願い事の返答が担当から本来は出来ないとの返答が「本来は」

そこでまたまた初めての願箋という名の紙が登場しました。朝の願い事で購入希望を出したものの何故必要なのか理由を書かなければなりません書き方のサンプルみたいなものは

あったと思います。小次郎の場合は「罰金を支払うため手紙を発信したいので便箋・封筒切手・ボールペンを購入したい」と願箋に記入し提出しました。


そんな中今度は運動の時間となり房からでるたびに簡単なボディチェックがあり壁を向いて他の房の人が出てくるまで待ち官の掛け声がかかり一度担当台の前にて点呼をし屋上にある檻の中へ入れられラジオ体操の音楽が流れてきましたが体操をしてる人はいませんでした。ちなみに小次郎は6人の労役組でしたが爪を切ったり談笑してる人達やら初めてなので軽く挨拶をして約30分の運動時間終了し檻から出たらボディチェック房に入るときに又ボディチェック何を持ち込めるのやろか・・

ここで午前中が終わり昼食の時間になり食事の時間はやはり短いですが休憩時間は結構長く時間が長く窓越しのルーバーの隙間から運動している受刑者を羨ましいと思いながら、おそらくNHKラジオを聴きながら本を読んでいると昼の休憩の終了のチャイムが鳴り午後の作業の時間ですが作業は冊子と官本を読むしかありませんが、その時朝書いた願箋の中から便箋・封筒・切手が手元に届きましたがボールペンは貸出になりました。


15時位だと思いますがストレッチの音楽が流れてきました。やり方はこれも冊子に載ってましたがやる人おるんかなと思うような滑稽に感じました。それが終わり時間が過ぎるのを待ち作業時間終了になり点呼➡夕食➡仮就寝となりますが、今日は就寝まで手紙を書くべく書き始めました。ラジオはリアルタイムでFM放送が流れ、書いたことのない小次郎には全く書けず辞書を借り老眼なのか・・見づらかったです(官本で借りた本は読めるのに)、いろいろ考えて書いていたので時間が非常に時間がに早く感じました。今日書き終えることなく辞書とボールペンの返却をして薬を飲み就寝の音楽に代わり明かりが減灯

され初日が終わりました。


※パンの時は明記しますが麦飯は省きます

朝食

卵豆腐・梅干し・味噌汁(わかめ・油揚げ)

昼食

ミンチカツ・千切りキャベツ・コンソメスープ・沢庵

夕食

チキンカレー・ツナサラダ・らっきょう・牛乳


今日の一言

願い事の即日対応には感謝しますが初日に購入出来る品物を買わせていただきたい通知には持ち物等の明記もないし持ち込める物の決まりがあるのですから


朝飯はきつかったな~暖かい味噌汁はありがたい毎食特別まずいとは思わなかったけど

プラ製のスプーンでは強度不足でどんぶりにはには使いづらい・・・


今後食事の愚痴が増えますがご了承ください







房へ

官物品の石鹸・石鹸箱・タオル・歯ブラシ・歯磨き粉・ちり紙・やかん・箸・スプーン・食器洗用の洗剤・スポンジ・黒い大きなカバン(45㍑位かな)  それらをカゴに入れ担当に連れられ小次郎は独居房へ中からは開けられない部屋に入室しましたあらかじめ布団・枕のカバー類・官服は用意されてました。布団と官服はとても表現のしづらいお粗末なものでした。夏場だったらもっときついのではないかと思えるしろものでした。


房の中はいうまでもありません建物自体古いのもありますが外気より寒いのですよ壁には公衆トイレの落書きみたいに削られてるし畳はいつから使ってるのやらトイレは和式に木枠が組んであるし耐えられるか不安しかありませんでした。

房の中でまずは生活のしおりを読めと言われ読み始めましたよ何も知らない世界でしたからとにかく目を通す自分の座る場所、机、布団、カゴ・カバン・就寝時の机の位置まで決められてました事前には多少調べていましたが事前調べどおりでした。


何ページもあるものでもなく冊子みたいな物なのであっという間に読み終えてしまいました、何もすることもないなか座り続ける座布団という名のウレタンはきついなか官本の貸出と廻ってきました。3冊選べとのことでしたので選ぶことになりましたがタイトルから本を選ぶのは難しい今まで本を読まなかったのでババ抜きのごとく選びました。


時間はわからないのですが(時計はないので)まだ多少明るい時間でしたが何やら声が聞こえてきますが小次郎には何のことやらと思いましたが点呼の時間でした、廊下の方へ向き自分の呼称番号126をを叫びこの後「やかん用意」の声がまずはやかんを食器口へ熱いお茶(一応番茶と明記されてました)が配られその後食事が配られ噂の麦飯、正直半分しか食べれなかったですが胃の中が空っぽでお腹が空いていたのかおかずは残さず食べました。

時間にして10分あったのか定かではないですが「からさげ~」の声が器の返却にもルールがありました。冊子ではわからなかったですが初日ということで回収する方が教えてくれました。その後は特に何もすることなく借りた本を読んでいたらFM放送が流れてきた

仮就寝の時間なりただただ時間の過ぎるのを待っていたら食器口から薬が渡されちゃんと飲んだか口を開け確認され錠剤の薬の空き容器は返却し布団を敷きパジャマに着替え布団に入り前日の不摂生か薬の効きなのかわかりませんが就寝時間前に寝てました。


食事メニューは献立表より


夕食

麦飯・白身魚フライ・千切りキャベツ・桜漬け